お布団農法で田植えがおわり、4月27日~5月11日までお休みします。

やれやれ・・・できたぁ! しかも今年がいちばん美しくしく田んぼの布団が敷けました。

 今年は4月末からしばらく休業するので、田植えをしない田植え(お布団農法)をどうしようかとちょっと迷ったけれど、「手伝いますよ」と何人かが言ってくれた。
4月23日、午前10時、風もなく快晴。参加者は6名。昨年は一人で朝から夕方までかかったが、これだけ人数がいれば2時間ほどで終わるだろうと計算したが・・・・、3時間近くかかってしまった。
ふわふわの薄いコットン布のなかには籾種が入っている。ロール状(幅1.2mほど)に巻いてあるそのコットンを地面にころがしながら、布が風にあおられないように水を撒いていく。1列おえたら、敷いた布と15センチほど重ねて、2列めを敷いていく。布を重ねたところには特にしっかり水を撒いておかないと、布が乾いたときにそこからはがれてしまう。その辺の要領を説明しながら交代で作業を繰り返した。そのたびに、初心者への説明がいるから目が離せない。
途中、みんなに作業を任せて、バーベキュー用に注文していた地鶏(めちゃうまい!)3kgを取りにいきたかったが、どうにも安心できず、結局作業が終わるまで現場監督。
まぁしかし、やっぱり大勢ですると早いし楽です。しかも3年目の今年がいちばん完成度も高かった。どうです、みてください! 3畝(約100坪)で70kgを収穫目標としていますが、昨年は大失敗で30kg余り。高い米作りには違いないけれど、「たとえ少しでも米をつくれるという喜びは何物にも代えがたい」と、いっぱしの百姓コメントに、参加者のみなさんも感激して、早苗がでるころに来て見たい、と口をそろえて言うのでした。

いいですねぁ、こうしてみんなで田植えができるなんて。
昔の人たちは、家族総出で田植えと秋の収穫をやって、神様に祈りと感謝をささげていました。いまはトラクターがあれば一人でもできるし、脱穀も乾燥もすべて機械化。それで「米が安くなった、安くなった」と毎年のように農家さんはぼやくわけです。それでも身体が不自由にならないかぎり、止めようとしないのは、やっぱり「うれし・たのしい」思いがあるからでしょう。これは先祖から受け継がれた遺伝子であり、会社務めの人が何かを成し遂げたときの「達成感」みないなものとはちょっと違うような気がします。


いま日本の農業の担い手は65歳以上が70%近く占めているというので、近い将来が案じられています。TPPで安全・安心が心配されるのはむしろ消費者のほうであり、「うれし、たのし」がある限り生産者のほうは大丈夫でありましょう。
しかし・・・・田植えのこの時期に、熊本大地震。友人を通じて「マルチポンチョ」という商品を被災地に送ってもらいましたが、改めて心からお見舞い申し上げます。

※田舎元気本舗は、4月27日~5月11日までお休みします。

                            村長 平野 智照