もうすぐ薪ストーブの季節

フーコの指定席

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 「風子、フーコ・・・そんなにTVに近づくと目を悪くするよ。フーコ、離れなさい」
 我が家の愛猫は、いくら言っても"猫耳東風"。耳をぴくりともさせず、TV画面に踊る動物(サルなど)にくぎ付け。とくに野生王国のような番組が好きで、冬になると薪ストーブの左横が彼女の指定席だ。TVに飽きると、ストーブ正面に陣取ってごろり。

薪が満杯なときはハッピィーな気分

 薪ストーブで燃える火を楽しみたいから田舎暮らしを決意した、と言っても大げさではない。この願望・憧れは、地元の人にはあまりピンとこないらしいが、都会からの移住組は少なからずもっている。実際、私の知る限りでは移住者のほとんどが薪ストーブを備えた家づくりをしている。
   我が家では、10月末から4月初旬くらいまで薪ストーブを焚く。なにしろ家の暖房はこれ一つに頼っているから、約半年分の薪作りは真剣そのもの(当初は灯油ストーブも併用したりしたが、知人にあげてしまった)。毎年、2月頃になるとストックした薪が底をつきはじめ、寂し0い思いとともに焦りだす。去年も春先に薪が足りなくなって山の枯れ木を拾い集めるなど、この7年間はその繰り返しだ。だから薪置場に薪が満杯状態のときは、とても裕福でハッピィーな気分でいられる。

一冬の燃料代を体で稼ぐ

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 ヤニが多い松はむろんのこと、間伐材として多い杉やヒノキも薪には使わない。ヤニが煙突を傷めるからだ。サクラは最高だが、カシ、ケヤキ、栗の木なども火持ちがいい。親しくしている地元の人は、そういう木の情報を持ってきてくれる。
「平野はん、あそこの家でサクラを伐ってほしいと言うてるで」
   そんな情報を得たら、すぐにも飛んでいく。「今は、間にあっています」なんて返事をすると、今後声をかけてくれなくなるという不安があるから、とりあえず予約しておくわけだ。じゃまになっている木を伐採・整理するから、先方も喜んでくれる。
   薪作りは、秋から春にかけてする。チェーンソーで倒木して軽トラで運び、薪の長さに伐り、半年ほど乾燥させる。この一連の作業時間を合計したら、延べ2、3週間はかかっているだろうか。一冬を越すには、写真の薪置場の量の304倍は必要だ。
   ホームセンターなどで売っている薪は一束500円もする。もし、この薪束を買っていたら我が家の燃料代は一日3~4000円、半年で60~70万円の薪代という計算になるだろう。その燃料代を体で稼いでいると思えば、薪作りの労働も苦にはならないし、CO2削減で環境問題にも少しは貢献しているのでは。

シーズン前にしっかメンテナンス

 我が家のs-DSC_エントツ.jpgエントツは、外壁ではなく高い屋根に突き出ている。エントツ掃除は自分でする人が多いが、高所恐怖症の私は屋根に登るがこわいので業者に頼む。「あんな屋根、どうってことないやろ」と地元の人には笑われる。農具・機械の修理から何でも自分でするのが田舎暮らしの流儀なのだ。薪は自分で稼いでいるのだから、この費用まで惜しまなくてもいいだろう。
   シーズンに入るとストーブ屋さんも忙しくなる。だから今年も、寒くならないうちに福知山市にあるストーブ屋さん(さんたん:三丹住宅機器販売)にメンテナンスを頼んだ。延べ3年半(7年間のうち)稼働していただけに、今年はエントツ掃除だけでなく部品交換も必要になっている。2年目の冬、煙突掃除をしなかったため煙が部屋中にたちこめて困ったことがある。だからシーズン前にメンテをしっかりやっておかなくては。
   この「さんたん」は料金・サービスともに良心的で親切だ。メンテナンスサービスを充実させるため、「施工エリアは車で片道2時間圏内としている」という。この圏内で薪ストーブの購入を計画されている方は一度相談されてみてはいかが。「田舎元気本舗のホームページで見た」と言えば、何らかのサービスをしてくれます。   (2011.9.30 村長)
薪ストーブさんたん 
http://www.makistove-santan.jp/