「極楽の余り風」も吹かない

水分を十分に補っておかないとマッチ1本で身体が燃えてしまいそうだ。

田舎は極楽、丹波は極楽と、常日ごろ言っているけれど、ここ1週間ほどは蒸し暑さの不快指数150%。

暑いさなかにふと吹いてくる冷気を含んだ風のことを、「極楽の余り風」というそうだが、極楽の風と言わず、”余り風”というところが奥ゆかしい。自然への畏敬、感謝の思いがこめられている。
台風一過のあとはその余り風の余りもない。昼間どれほど暑くても寝る時分になれば山からの冷気が降りてきて、朝方近くには寒すぎて起きたりする。扇風機を使うのは例年、多くても4~5回だが、先週は1時間ほどタイマーをつけて寝ていた。幸い昨夜は、扇風機なしでいけたが。

 
この時期、土日は日没の1時間ほど前から草刈作業をする。だが、昨日は夕方になってもとてもそんな気にもなれず、日曜日の今日に延期したが・・・恐ろしい暑さだ。
昨日、熱中症で89歳のおばあさんが亡くなったと聞かされたのは、今朝のことである。全国いたるところで熱中症による死亡が報道されているけれど、我が家の近く(野村?)でこの知らせを聞いたのは初めてだ。

今朝は10時前から集落の日役で観音堂の木々の剪定作業。これを一人でしたら1日仕事だが、10人ほどでやったから小一時間ですんだ。たいした力仕事でもないけれど大汗をかいた。この後、汗をかいたついでに畑仕事をと考えていたが、とてもその気になれない。
部屋にこもり扇風機を前に本を読んでいるうちに寝てしまい、起きてはまた本を開き、だらだらした時間がすぎていくなか、「夕方もやっぱり草刈はやめたほうがいい」と、燃える身体が訴えていた。
「極楽の余り風」も吹かないこの時期、無理は絶対禁物だ。 (2015.8.2) 村長