都市の楽園、レストランの屋上菜園 パリ

パリ(Paris)の名所エッフェル塔(Eiffel Tower)を臨む建物の屋上では、まるでイチゴやトマト畑を飛び回るハチのように、

コック帽をかぶったシェフたちが行ったり来たりと忙しい──。騒がしいパリ中心部では「地産地消」のスローガンを掲げて、シェフたちがレストランの屋上に菜園を作っているためだ。
 ホテル「プルマン・パリ・トゥール・エッフェル(Pullman Paris Tour Eiffel)」のレストラン「Frame」のシェフ、オジェ・ポティエ(Ogier Pottiez)さん(30)が、屋上の菜園でバスケットに詰めていたのは、イチゴやミックスサラダ用のリーフ、チャイブの花、そしてニンニクを少々。
 ポティエさんは、「私たちのサラダは、その日に採れたものによって毎日変わる。遠地から運んでくる必要はなく、新鮮で香りが強いうちに皿の上に盛られる」と説明する。
 人口密度が高いパリの中心部に屋上菜園を作る──これこそエコ意識の模範のようなものではないだろうか。日曜のブランチに使われる卵は、キッチンの残渣をエサに育ったニワトリが産んだもので、パンケーキ用のはちみつは、ルーフガーデンの果物や野菜に授粉させるために設置してある5つのハチ箱から採取したものだ。
このホテルの屋上菜園は、エンジニアによってデザインされた。農家に引けをとらないほど質の良い有機野菜を栽培する秘訣は、フランス国立農学研究所(Institut National de la Recherche Agronomique、INRA)と共に研究した成果だという。

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