あなたも「サスライ人」になりませんか?  藤本傑士

無理しないこと・自然なこと
私、藤本傑士は、自然と調和した持続可能な暮らしに憧れ、2011年4月に神戸市から丹波市へ移住し、「三心五観」という自然食農家レストランを営んでいます。

来て下さったお客さんとの出会いを大切にして、共に楽しみ、共に学び、共に成長していけたらいいなあと思い、ただ料理を提供するだけでなく、農作業体験や料理教室など各種イベントやセミナーも実施しています。
イベントやセミナーを通じ、「私達と同じようなライフスタイルに憧れを持つ人が思いのほか多いなあ」と感じ、田舎への移住と田舎での起業を支援する「サスライプロジェクト」を立ち上げました。
「サスライプロジェクト」とは「サステイナブルライフ(=持続可能な暮らし)プロジェクト」の略。
持続可能な暮らし。初めて聞く人は??かもしれません。
「持続可能」とは、無理しないこと、自然なこと。世の中も個人も何だかここのところ不自然で無理しているような気がします。何となくおかしいと思いながらも決められた枠の中でズルズル流されているような気もします。

奥田民生さんの「さすらい」の歌詞に、

「まわりはさすらわぬ人ばっか。
少し気になった……誰の為の道しるべなんだった。
それを無視したらどうなった。
さすらいもしないでこのまま死なねえぞ。
さすらおう?」

ってあります。
周りに流されず、自分の判断で、無理せず、自然体で、毎日楽しく自由にさすらって生きていけたらいいなあと思いませんか? 私はそう思って、神戸の六甲道で6年間営んだラーメン店を手放し、丹波へ移住しました。

必要必然ちょうどいい
私は生まれも育ちも神戸で、移住を決意するまで田舎暮らしにはまったく縁もゆかりもありませんでした。小中高と弱小ながら野球部に所属し、何不自由なく、何も考えず、ごくごく平凡な人生を送っていました。

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手のひらの宇宙「食と農と里山Vol.1」より
(あうん社 2014年11月11日発行)