秋田発:地方点描:地産地消[鹿角支局]

来年4月の電力小売りの全面自由化に向け、新規参入する自治体が各地で増えている。


再生可能エネルギーの地産地消を目指す取り組みが、鹿角市で始まった。地元で取れた農産物を地元で消費しようという運動を、電力に置き換えた試み。電気料金が地元に落ちることでの経済効果と新会社設立による雇用の創出で、地域活性化につなげようという狙いだ。
机上の実験段階ではあるが、市役所など公共4施設は既に大手電力会社との契約を打ち切り、電力の小売り事業に参入した「新電力」に今月から切り替えた。市が設立を目指す「地域電力会社」が4施設に電力を供給すると仮定し、今後1年かけて採算が取れるかを検証する。
発端は2011年3月の東日本大震災。市内の地熱、水力、風力の発電所は計15カ所あり、合計最大出力は小規模火力発電所1基分に相当するが、震災時は市内全域が停電した。地元で発電した電力を地元で使えないか—という単純明快な発想が、地産地消へとかじを切る原点になった。

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