名残り雪

我が集落の入り口あたりの梅並木が3分ほど咲いている。でも梅の花はどんよりした空の下でちょっと寒そうだ。


畑の畝には、踊子草やホトケの座、ぺんぺん草など春の草が勢いよく伸びている。気になっているけれど、昨日も終日雨が降っていた。
今朝は晴れ間になっていたが、好天が続かないと土は乾かない。耕耘機で畝を耕してキヌサヤやグリーンピースの苗を植えたいのだけれど、土が粘土状になってしまうから耕耘できない。じゃがいもの種も買ったが植えられない。
畦にたまった雨水の排水をしてから、クワをもって手作業で畝の草を掘り起こした。草の根っこに土が団子状についてどうにもならない。半時間ほどやって止めた。

夕暮れ前から急に吹雪だした。この冬の名残り雪か、イルカの歌が頭に浮かぶ。このぶんだと今夜は少し積もりそうだ。ミッチーを散歩に連れだすと、いつもより力いっぱいひっぱる。吹雪く畑の柵のなかで放すと喜んで走りだす。近頃、ミッチィーは老け顔になってきたなぁと思うことがしばしばだけど(この春、もう9歳になる?)、こんなときはパワー全開だ。

1~2月に何度か枯れ木を伐採して補充した薪もそろそろ底をつく。冬は四季のなかではいちばん好きな季節ではあるけれど、薪のストックは3月末頃までの計算だ。我が家の唯一の暖房資源である薪の備蓄を気にしながら、この春から始めたいこともあるせいか、この冬はなんとなく長い気がするなぁ……。北国の人たちが春を待ち焦がれる気持ちがわかる。  (2015.3.10) 村長 平野