色っぽく風にそよぐ花オクラ

忘れていたオクラs-DSC_hanaokura.jpg

 オクラは納豆のようにして食べるのが好きで、毎年2、3株植えてきたが、今年は畑作業に手抜きしたせいか草まみれになって、植えたことすら忘れていた。 
 丹波ツアーの相談のため、柳田農園を訪ねると、淡い黄色のオクラの花がそよそよと風に揺れている。昼前の炎天下なのに、薄い花びらが風にそよぐ様が妙に色っぽく、爽やかでもあった。

多年草が一年草に 

 お昼をご馳走になり、ソーメンのなかにシソなどの薬味と一緒に千切りにした花オクラがそえてあった。なかなか風流。そもそも実を食べるオクラと、花オクラは違うということを始めて知った。花の大きさは、花オクラのほうが大きいようだ。大きいのでは直径30センチほどになるという。
オクラ(学名:Abelmoschus esculentus)は「秋葵」と書くように、アオイ科、トロロアオイ属。和名をアメリカネリと言い、ほかに陸蓮根(おかれんこん)の異名もあるそうだ。
「原産地はアフリカ北東部(エチオピアが有力)で、熱帯から温帯で栽培されている。エジプトでは、紀元前元年頃にはすでに栽培されていた。熱帯では多年草であるが、オクラは少しの霜で枯れてしまうほどに寒さに弱いために、日本では一年草となっている」(ウィキペディア)
気候風土によって多年草が一年草になるというのはオモシロイ。文明や農業も人間の世話がかかる一年草の多いところで発達している。
柳田農園の花オクラは、在来種の種をもらって植えたのだという。酢のもの、ワサビ醤油で食べてもおいしいとのこと。さっそく種の時期に分けてもらうことにした。来年は、実のオクラと花オクラの両方を手抜きをせずに育て、楽しむことにしよう。

(2011.8.30 平野)