サル追いの爆竹鳴らす残暑かな

丹波栗をねらってきた

s-DSC_kuri11031.jpgバババババーン、バババーン、バババーン。
セミの鳴き声も一瞬かき消し、景気のいい音が裏山に響く。わずか3秒ほど、残暑もスカッと吹き飛ぶ気分。はぐれサルが、我が家の裏山の栗の木から飛び降りて逃げ去った。栗の木が揺れているが姿は見えず。
   吠えていたミッチーは、爆竹の白い煙に瞳ををウルウルさせてしばし沈黙。この1カ月で3回目の訪問だ。この間は柿の木にのぼっていたのをミッチーが見つけて吠えた。こんどは、前回下見していた栗が熟れはじめたのを知ってのことだろう。

もし彼がボスになったら

 初めてサルが出現したのは3年前。そのときも栗の木にのぼっていた。第一発見者の妻が、「コラーッ」と黄色い声を張り上げると、木をゆすりながら「アカンベー」みたいな威嚇まじりの複雑な演技を見せて、忍者のごことく山に消えていった(格好よかったなぁ・・・。ついでにサルの気持ちになれば、「この地球は人間だけのもんじゃないぜよ」ということだろう。全くごもっとも。でもねぇ、この栗も柿もウチのものじゃないんですよ。管理人というわけでもないのだけど・・・)。
山を三つほど越えた集落では、集団サルが悪さをしているというので、そこからはぐれた一匹サルか、3年前のはぐれサルか・・・。将来、その集団の政権交代かクーデターでも起こり、彼がボスになって集団を引き連れてきたらどうしようと戦々恐々だ。
   彼が訪問するたびに爆竹で脅かすのだが、なにしろブランドの丹波栗。その味を覚えたサルめは、栗や柿があるうちは何度もやってくるだろう。爆竹の在庫はあと3つ、早急に仕入れてこなくてはいけない。
  それにしてもサルは、あの痛いイガのついた栗をどうやって剥いて食べるのか。爆竹を鳴らす前に、一度ゆっくり観察してみたいものだ。

(2011.8.30 村長)