8月6日原爆の日にピースパレード

平成エエイジャナイカ

 皆さん、ピースパレードって知っていますか? ピースパレードは福島第一原発の事故以降、原発に疑問を持つ人々が集まり、行進をすることです。最初に東京の高円寺で始まりました。6月11日には北海道、東京、福島、静岡、京都、滋賀、神戸など6万8000人が集まり全国あちこちで開催されました。 
原発に抗議してみんなで集まって町の中を行進する。それってデモって言うのではと思われる方も大勢おられると思います。でもパレードを開催する若者達はあえてパレードと表現しています。デモは集団でシュプレールコールがあり、全員で「○○反対!」と声を合わせて叫びます。
原発パレードにはスローガンはなく、各自がバラバラと自分のやり方で抗議の気持ちを表します。スローガンの代わりに歌を歌いながら行進する。多くの参加者が鳴り物(鍋とすりこぎの方もいます)とか楽器を持ち寄り音を鳴らしながら歩く。もちろん「原発やめよう!」とか「子供の未来を考えよう」と書かれた大段幕、立て看板なんかもあります。でも大段幕にはかわいい絵が描いてあったりして全体的にスローな感じで歩きながら抗議をするわけです。

原発なしで暮らしたい丹波の会

   「原発なしで暮らしたい丹波の会」から8月6日原爆の日に舞鶴市で原発パレードがあるが、場所がローカルな舞鶴で何人集まるか不安だし、できるだけ参加協力してほしいと呼びかけのFAXが入って来ました。土曜日で出荷もないし、少しでも動員の助けになればと家族でこの原発パレードなるものに参加することになりました。
これを読まれる消費者の中には、また「市有研だより」は原発の話かと思われる方もおられるかもしれませんが、とにかく3月以降の最大の環境問題と食品問題は来る月も来る月も放射能汚染の問題です。今月は汚染牛の問題。来月に入ると次はお米の汚染問題でしょうか? 放射能汚染された牛肉は、福島のみならず、稲わらを通じて宮城、岩手にも広がっていましたし、お茶は静岡、神奈川に広がっているので、お米はどこまで汚染されているのでしょうか?被曝しながら農作業をしている農家がいることを日々考えたら、もう原発事故に対する怒りは止まりません。
特に自分自身が被爆2世であること、荒廃する農村を維持しようと有機農業を続けてきたのに、一回の原発事故で全国を汚染してしまったこと、3度も原子力の被害にあって、まだ原発推進派が存在すること。いたたまれません。

「万願寺とうがらし」を沿道の人々に

本当に舞鶴に参加者が集まるのか? 参加者が10人ぐらいだったらどうしようと不安な気持ちで舞鶴の駅前に到着しました。妻と私は知り合いが作ってくれた「脱原発」Tシャツと麦わら帽子。ブツブツ言いながら付いて来た次男は脱原発ステッカーの原版コピー拡大したものを背中から吊るして参加。
駅で立っていると参加者は続々集合。インド服を着たロハス系の若者、沖縄三味線を片手にもった正体不明の女性。デモ活動には似合いそうもない茶髪、ハイヒール、ヒラヒラスカート、日笠のお姉さん。サラリーマン風の家族、ヒッピー風でギター片手のおじいさん、共産党の集団、茶色いロン毛カツラをかぶったチンドン屋風のおじさん。真黒い顔のスポーツマン風の男性。小学生、総勢200名くらいで、先頭のインド風の若者が「トトロ」の歌を「原発やめて明るい未来」という替え歌に代えて歌いだし、だらだらと行進は始まった。音楽に合わせて楽器を鳴らす人、「原発やめて!」というプラカードを持つ人、この変な集団はリズムに乗りながら、舞鶴の街中を約2時行進。交通整理の警察官も暑い中ご苦労なことに3名出動して、汗だくになりながら誘導してくれました。誰もトラブルもおこさないし、若い舞鶴の有機農家は「万願寺とうがらし」を沿道の人々に配り、原発問題について書かれたチラシを配っていましたが、沿道の人々も拒否もせず、ただただ圧倒されて見ていました。中には賛同してくれているのか、わざわざ出てきて手を振る人、沿道のおばあちゃんにも「ご苦労さま」と言わました。若狭が近いので関心が高いのでしょうか。

脱原発ステッカー

一行は関西電力舞鶴営業所に到着、営業所は土曜日で休みでしたが、玄関前で音楽を響かせアピール、要望書をポストに入れて出発点に戻って終了です。
今回の原発の放射線量は広島型原爆の20倍だそうです。広島では原爆投下以降、多くの人が原爆症に悩まされて、私たち被爆2世は親世代から放射能の影響についてさまざまなことを聞かされてきました。うちの父のようにガンを持ちながら元気な老後を送っている人ももちろんいますが、原因不明のまま亡くなった方もおられます。広島の経験からするともう福島の原発の問題は日本全土を含む戦後最大級の環境問題、食品汚染問題に発展するのではないでしょうか。最初楽観的だった広島の人々も数年で原爆症に直面しました。現在、福島周辺に住む人々の未来を考えると怒りと恐れで震えが止まりません。
*兵有研(丹波市有機農業研究会)で作ったステッカーの見本です。1枚200円で半分は福島農家の支援金になります。自家用車に貼って皆で抗議しよう!ご要望の方は金山さん、又は私に連絡ください。 

脱原発ステッカー.pdf