「無知だった、無知だった」

今年、失敗が多いです。大野芋(サトイモ)も失敗しました~。あー、本当にすみません。

どのような失敗かというと雑草に完璧に負けました。芋が、ご覧のようにとても小さいです。サトイモは一本の茎が真上に伸びるので比較的雑草の管理がやりやすいのですが、いやいや、信じられない量の雑草が繁茂して、結局、手がつけられなくなってしまいました。のり・たま農園では、できるだけマルチ(畝をおおうビニールです)を使わないようにしていますが、来年は使わなければまた出来ないかもしれません。
▼ そして、そして、今年の大根(くらま大根)も失敗しました!
多くが肌が荒れ、また、中心部が茶色くなっています。これは病気ではありませんが、生理障害といってホウ素(土中の)欠乏や土壌の乾燥が重なって生じるものです。皮はむき、たてに切って黄色い部分を取り除いていただければ料理にお使いになれます。今年は害虫が少なく、葉っぱがきれいなのがせめてもの救いです。お代はけっこうですので、お使いいただければうれしく思います。
これまでハクサイでホウ素欠乏が出たことはありますが、大根でここまで発生するのは初めてです。のり・たま農園、去年よりまとまった田んぼを借り、それまで10年以上使っていた最果ての田んぼは返しました。効率化をはかるための決断でしたが、ずっと化学肥料だけで米が作られてきた田んぼというのは土がほんとうに痩せています。雑草を全く生やさないため腐植が少なく(微生物のエサとなります)、またカルシウム・マグネシウム・ホウ素などのバランスがかなり崩れていると思います。生えてくる雑草もイネ科の固い葉のものが多く、肥えた土の目安となるハコベやオオイヌノフグリ、ヒメオアドリコソウといった柔らかい雑草があまり見られません。
大根は、今より12月中旬までは、この「くらま」という長大根で、その後、聖護院(丸大根)~三太郎(短め)へとつないでいきます。聖護院と三太郎は今のところ大丈夫なようです。 (2014年11月) 坂口 典和

コメント:今年、我が家の丹波カルデンにおいてもサツマイモづくりが大失敗(サトイモはよく出来た)。ものすごい雑草に負けてイモが小さくなり、苗代金も回収できない収量だった。サツマイモは痩せ地でもできる世話のかからない芋だけど、さすがに雑草にはかなわないようだ。来年はもう少し真面目に管理をしよう。
ところで、のり・たま農園のノリさんは、毎年2月に開催する「百姓若いもんの会」を主催するなど若手の百姓のリーダー的存在で、手のひらの宇宙BOOKs第1号『食と農と里山VOL。1』にも原稿を寄せてくれた。大学在学中に世界を2~3年放浪して、大学卒業と同時に百姓になった。いきなり放浪したときも「無知だった、無知だった」、周囲に反対されながら百姓になったときも「無知だった、無知だった」と原稿に書いているが、その無知とひょうひょうとして戯れるところが何とも面白い。優しい謙虚な人柄が愛され、いい意味での頑固者だ。11月11日の出版パーティ(柏原町・鹿料理専門店「無鹿」)で、アフリカン太鼓(趣味でバンドを組んでいる)を披露してくれた。

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