コウモリまるごと食べてみた! パラオ(2)

白濁したスープに浮かんでいるのは、羽を広げた小型のコウモリです。(世界美食紀行」より)

おなかを上に、口を半開きにして、ちょっと恨めしげな顔で見上げています。そんなパラオの郷土料理を食べてみたいと願ったのは、私です。それは衝撃的な体験でした。
コウモリといっても、主に果物を食べる草食で、身体からいい香りがするためにフルーツバットと呼ばれ、パラオだけでなく南太平洋諸国や中国南部、アフリカなど広い範囲で食べられているそうです。頭や内臓、皮も食べることができるので、調理法は1匹まるごと姿焼きや姿煮にするのがポピュラー。お祝いなど特別なときに食べる高級食材として珍重されていて……。

続き 世界美食紀行 文・写真 江藤詩文