ニューヨーク著名シェフに評判の高級梅酒 ~日本一若い酒蔵社長が北米市場を攻める~

日本国内においては日本酒の需要は低迷している一方、財務省「貿易統計」によると、輸出金額は2012年に約90億円に達し、過去最高を更新した。

このうち対米シェアが最も高く、2011年には32億円を超え、この10年間で2倍以上の伸びを示している。

【はじめに】
当コラム第22-6号「ニューヨーク日本酒最新事情~拡大する米国の日本酒輸入~」1で紹介したように、ニューヨークなどの大都市部では、高価格帯の日本酒がブームとなっており、その流れは今も健在である。本コラムでは、地場の素材にこだわった銘酒を醸造する日本一若い酒蔵社長(26歳)2 がニューヨークを訪問し、北米市場での販路開拓・拡大に挑戦する模様を紹介する。
【米国での販売経緯】
数馬酒造株式会社3は、明治2年創業。醸しの里、石川県能登町を代表する日本酒の銘柄「竹葉(ちくは)」を醸造する酒造である。江戸時代までは味噌や醤油(奥能登伝統の魚醤「いしり」)を製造していたが、その仕込み水が酒造りに適していたため酒造りを始めた。醸造する唯一の銘柄「竹葉」は、能登の米と能登の水を使い、能登の杜氏が仕込む、純能登産の銘酒である。
米国では、現在「竹葉 純米酒」のみが酒類専門ディストリビューターを通して販売されている。2000年代半ば、ニューヨークで開催された能登町商工会主催の「いしり」を米国に売り込むイベントにおいて接点のあった同ディストリビューターに「竹葉 純米酒」が高く評価され、これをきっかけに米国における販売を開始した。

【高級レストランへのアプローチ】
日本一若い酒蔵社長である同社の数馬嘉一郎氏は、「竹葉」のブランド戦略として、高級レストランからの「シャワー効果」によるブランドの浸透を狙っている。数馬社長は、ニューヨーク滞在中、三ツ星レストランを複数訪問し、シェフに直接自社の日本酒を売り込んでいた。

続き NewYork コラム (第24-5号)信金中央金庫 ニューヨーク駐在員事務所
 

■情報提供:知恵クリップ <http://chieclip.com/ >
clipped by 神宮司信也< http://chieclip.com/userinfo.php?uid=5..