世界で最も原発の建設に向かない国

「便所の汲み取りなんかやったことないやろ」

先日、地元の飲み会でけっこう酔っぱらってしまい、某電力会社に勤めるMちゃんに「なぁ、Mちゃん、福井の原発止めてえなぁ」といきなり言ってしまいました。で、本来は「バブル絶頂期の89年の電力使用量は今の8割やったらしいから、原発なくてもいけるんとちゃうん」と言わなければならないところを、「昭和40年頃の電力使用量は今の半分以下だったらしいけど、そんなに不便な生活やったんか」と言ってしまったもんやから、同席の50すぎの方に「オマエ、当時の生活を知らんくせに何言うとんねん。便所の汲み取りなんかやったことないやろ。ワシはあんな生活、絶対戻りたないわ」と、えらく迫られました。

2030年までに14基! 建設予定

それで、ああ、自分はやっぱり都会の人間なんや、と思い知らされました。大阪の郊外出身です。いま思えば相当田舎でしたが、なぜか洋式トイレであったり、真冬に水が凍るぐらいでした。

原発の立地している場所はどこもかなり田舎で、めぼしい仕事はないし、若者はどんどん出ていくし.......で、つまり都市と農村の問題が浮き彫りになっているので、都市が外部の人たちの意見や思いが、時にとても自分勝手なものになってしまいます。
でも、でも、こんなに地震の多い国に54基(2030年までに14基! 建設予定)の原発は危険すぎて、美しい日本の国土(つまり、お母さんですね)を愛するのり・たま農園としては受け入れられません。日本の技術力があれば、そして20年、30年という時間をかければ、自然エネルギーの自給度を上げることは可能なのです(ただし、政策を整えなければなりません。全量買い取りとか)。また、その方向を目指せば多くの雇用を生み出すので、農村の活性化にもつながります。「日本は世界で最も原発の建設に向かない国なのです」(地震学者 石橋先生)
5月17日 (のり・たま農園  坂口和典)