南相馬市は最後の砦になりつつあります。

多くの方々が国の補償を受けられず、やむなく放射能汚染地域での生活を余儀なくされています。しかも、住環境の汚染レベルの実態を知らず・・・・、


田舎元気本舗 平野さま

 南相馬市の小澤です

2014年3月16日放送、Eテレ「福島 科学と人間の地図~原発事故から3年~」について、あまりにひどい番組内容でしたので、担当ディレクターに次のような要望をしました。ご笑覧ください。

NHKディレクター 大森さん、Cc小島さん

 南相馬市の小澤です

添付の写真が示すように東日本のほぼ全域が放射性物質で汚染しました。

しかし、多くの方々が国の補償を受けられず、やむなく放射能汚染地域での生活を余儀なくされています。しかも、住環境の汚染レベルの実態を知らず、【放射性物質封じ込めの原則】も理解できないまま、自らが日々放射性物質を住空間に撒き散らしています。

私がいつも提唱するキーワードは【密着すれば被ばく、刺激すると空気中が汚染】と単純です。

密着とは、座るや触ることで放射性物質が体に付着したり、直接被ばくをすることです。β線の場合は皮膚下の70μm線量等量率、γ線の場合は1cm線量等量率で評価します。無視できません。

私が調べた限りでは、原発事故前は地上1mや50cmで計測するいわゆる空間線量率なる言葉はなく、どの高さで計測してもよい空気中線量率という表現でした。地面近くやビルの屋上で計測していた例もありました。

ところがいま、地面でGM(ガイガーミュラー)管を用いて飛距離が短いβ線を計測されると、放射線管理区域に相当する広大な地域から住民を避難させることが必要になります。当然、福島県の全域が対象となります。ですから原発事故後は、β線の影響が少ない地上1mや50cmで計測するものだとしています。

刺激すると空気中が汚染とは、風雨・車のタイヤ・歩く・走る・田畑の耕作・草むしり・除染などのあらゆる行為が空気中に放射性物質を舞い上げて、体に付着したり呼吸で内部被ばくをすることになります。東京都だって空気中には放射性物質がいまも存在します。

※写真:南相馬放射線健康対策委員会のメンバーと

東京都の月間降下物
http://t.co/xUBvz1JFb7

東京都健康安全研究センター(新宿区百人町)

ヨウ素131、セシウム134、セシウム137の順 Bq/m2

2014/01/06 - 2014/02/03 ND 2.3 5.6
2013/12/01 - 2014/01/06 ND 1.0 2.4
2013/11/01 - 2013/12/01 ND 0.57 1.3
2013/10/01 - 2013/11/01 ND 1.1 2.3
2013/09/02 - 2013/10/01 ND 0.69 1.6
2013/08/01 - 2013/09/02 ND 1.6 3.6
2013/07/01 - 2013/08/01 ND 2.2 4.4

全国レベルでは、
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/9000/8881/24/195_20140228.pdf

2014年1月のセシウム降下物 単位:MBq/km2=Bq/m2

①福島(双葉郡) 5,600
(56億Bq/km2、東京都の709倍)
一日平均 187Bq/m2
②茨城(ひたちなか市) 8.7
③東京(新宿区) 7.9
④埼玉(さいたま市) 6.9
⑤群馬(前橋市) 6.0
⑥栃木(宇都宮市) 5.1
⑦千葉(県市原市) 4.1
⑧宮城(仙台市) 3.49
⑨山形(山形市) 1.45
⑩神奈川(茅ヶ崎市) 1.43⑪岩手(盛岡市) 0.55
⑫長野(長野市) 0.45
⑬静岡(静岡市) 0.090
⑭青森(青森市) 0.086
⑮山梨(甲府市) 0.081
⑯石川(金沢市) 0.036
その他はNDの地域

山形市の小島さん宅の雨樋下には、放射性物質が集積して、数値は上昇の一途だそうです。

こういった事実を調べている私たちが、蔑ろにされるのは当然でしょう。原子力ロビーにとっては都合が悪いからです。しかし、公共放送の使命として現在の事実を報道することを避けてはいけません。新聞やテレビでは国民に理解できる形では報道されていないのですからNHKの使命です。

まだ、他のメンバーに対する謝罪はありませんが、今後継続して上記の話題を中心に私たちの活動を取り上げてくださるのでしたら、謝罪は要りません。誠意と良心の問題です。一緒に取り組めることを期待しています。

最後に、いま南相馬市はとんでもないことになっております。南相馬市が放射能で大丈夫な地域なら福島県や東日本が大丈夫な地域になります。南相馬市は最後の砦になりつつあります。南相馬市が大阪あたりの線量と同じくらいだと次の委員会が指導しています。先日の13日に私たちが対峙した連中です。15日には私の上流 15.69μSv/hの場所に連れ出して現状認識をさせました(写真2)。

【南相馬市放射線健康対策委員会】委員長:京大名誉教授 渡邉正己、委員:市立病院長 金澤幸夫、東工大放射線総合センター助教 富田悟、東大医科学研究所員 坪倉正治

講演会・座談会で出された放射線と健康に関する質問 - 南相馬市(抜粋)
http://www.city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/10,17255,91,html

Q:子供が、南相馬市で里帰り出産を希望しているが不安です。大丈夫ですか?

A:福島県で産むのは何となくいやとしても、放射線の値からみても何の問題もありません。大阪あたりの線量と同じくらいですから、大阪で産んではいけないですか、ということと同様に考えてよいと思います。データは大丈夫です。

Q:0歳~3歳以下の子供たちに外遊びは本当に大丈夫でしょうか?

A:南相馬市での外遊びは、制限をすることなく事故前にされていたように外遊びをさせていただいても大丈夫です。南相馬市で居住が許されている地区の空間放射線量は、ガラスバッジ測定結果によれば高いところでも、1μ/時間を超えている人はほとんどいません。
子供や乳児の場合も同じです。外遊びの制限により肥満等の生活習慣病を招き、健康影響を及ぼすことにもなります。