長崎県発: 根獅子の郷土料理味わう

無病息災を願い各家庭で神棚にお供えしていた「何事(こと)節句」や「かんころ飯」


平戸市根獅子町の郷土料理などを集めたイベント「第5回根獅子の食まつり」が16日、同町の根獅子小体育館であった。住民らが手料理を持ち寄り、県内外から訪れた約200人が試食した。

 根獅子は平戸島中部西岸に位置し、かくれキリシタンの里だったと伝わる地域。豊かな食文化を再確認しようと、町おこしグループ「根獅子集落機能再編協議会」(浜崎保久会長)が毎年開いている。約80人が「ごはん類」「加工品」「おやつ」など各部門に計約130点を出品した。

 料理は現代的なお菓子から、無病息災を願い各家庭で神棚にお供えしていたという、赤飯をわらで包んだ「何事(こと)節句」、救荒食だった芋ご飯「かんころ飯」まで多彩。参加者は料理の由来などについて出品者と語らいながら、味わっていた。

 浜崎会長(67)は「今では廃れかけている、こうした伝統文化こそが地域に人を呼び寄せる素材になり得る」と話した。

長崎新聞 より(2014.2.18)