県産小麦「ゆめかおり」栽培本格化 製パン業者、地産地消計画 山梨

製パン用小麦「ゆめかおり」の栽培が北杜市を中心に本格化して、製パン業者らが県産小麦を使ったパンの地産地消を図るため、

「やまなし こむぎプロジェクト2014」を立ち上げた。1月末、甲府商工会議所で「ゆめかおり」を使ったパンの試食会が関係者を集めて開かれ、専門家からは「もちもち感が強く、小麦の香り、風味がよく、おいしい」との評価を得た。プロジェクトでは多方面へ売り込みを検討している。

県内でのパン用小麦栽培に関しては、収穫期が雨期に入ることから病害発生リスクに対する適正品種が見つからず、小面積栽培にとどまっていた。だが県総合農業技術センターが平成21年度から研究して、「ゆめかおり」が耐病性に優れ、他品種より成熟期が早く、県内での栽培品種に適しているとした。しかもタンパク質含有率が11~14%と高く、製パン適正に優れている。同センターによると、「ゆめかおり」の25年の作付面積は20ヘクタールを越えて、約56トンを収穫。山梨県パン協同組合などが「県産小麦によるパン製品化を進める段階に入った」として、プロジェクトを発足させた。

甲府商議所で開かれた試食会には小麦の生産者、製粉・流通業者、製パン業者、学校給食関係者のほか栄養士らが参加。食パンとバゲットタイプが試食用として提供された。製パン業者からは「外国産小麦粉を使ってきたが、『ゆめかおり』はしっとり感ともちもち感がある。国産粉は膨らみが悪いとのイメージがあったが、よく膨らんでいる」と好評価を得た。他の参加者も「味わいがある」など、今後のプロジェクト展開の自信につながる評価だった。

続き msn 産経ニュース 2014.2.6 02:21