水素燃料を「地産地消」 間伐材や食品廃棄物生かす

水素を燃料電池自動車や発電などで活用する「水素社会」への期待が膨らんでいる。

燃やしても二酸化炭素(CO2)を出さない水素は究極のクリーン燃料とされるが、輸送や貯蔵にコストがかかり、当面は大都市での利用にとどまるとの見方が多い。最近、間伐材などバイオマス(生物資源)から水素を効率よくつくる技術が登場。地方都市などでエネルギーの“地産地消”を実現する有力手段になるかもしれない。

■燃料電池車にも利用可能
焼却炉メーカーの高橋製作所(埼玉県白岡市、飯嶋光幸社長)は、間伐材や食品廃棄物などから低コストで水素をつくる技術を実用化した。間伐材を使って発電を計画する自治体や、食品廃棄物の有効利用をめざすメーカーなどから引き合いが増えているという。
同社の技術は2種類の炉を組み合わせたのがポイント。まず間伐材などをセ氏約1千度の高温で炭にする。これを別の炉で水蒸気と反応させると水素を含むガスができる。製鉄工程でコークス(石炭の一種)を燃やすと水素ができるのと似た仕組みで、外から投入する熱が少なく、効率よく発電できるという。

続き 日本経済新聞 Web刊 2014/2/1 7:00