新規就農者が村入りしたのは初めてという小牧(京都府福知山市)

昨日(1月12日)、カミさんと愛車の軽トラに乗って「えぼしの里」へ十割そばを食べにいってきた。

ここ(福知山市小牧491-1)は昨年暮れに、藤田農園の藤田さんのお世話により、越前さん・山下さんたちと4人で忘年会をさせていただいたところ。かつては同じ丹波国の領域だが、ぼくが住む丹波市から見たら、さらに「田舎」であり、過疎化が深刻な集落だ。直線距離にしたら短いけれど山々をぐるりと回っていくので、我が家から車で40分ほどかかる。
柔和な笑顔を絶やさないご店主の芦田耕吉さんは、藤田さんから指導を受けて7~8年前からアイガモ米づくりをされている。そば畑も自分で栽培しているという。
十割そばもおいしかったが、アイガモ鍋も癖がなく、肉がとても柔らかくたいへん美味だった。忘年会のときは、美味しい料理と山名の酒で盛り上がっていたので、芦田さんとゆっくりお話しすることはできなかった。

藤田さんの年賀状に「芦田さんが話したいと言っています」とあったので、十割そばを食べたいこともあり、カミさん孝行(?)もかねて訪ねた次第。
お店は「日曜日のみ」の営業で、アイガモ鍋や定食をいただくには2日前の予約。前日に電話したので、そば(2人前+1人前)しか食べられなかったが2時間ほどおしゃべりした。
「ここ、小牧の高齢化・過疎化は年々すすむいっぽうで、新規就農者の山下さんが村入りしたのは初めてのこと。彼には何とかがんばってほしい」といったことから始まり、烏帽子の山には戦国時代には悪右衛門(丹波市の黒井城城主・荻野直正)の山城があったこと、近頃朝来の天空の城・竹田城を訪れる観光客が富士山の登山者より多いということ、ここは谷筋が多く獣害の問題に多くの労働が割かれること、兵庫県と京都府では新規就農者への対応(支援)の在り方に大きな差があること(兵庫県のほうが手厚い)、新規就農者の生活苦(機械貧乏)、半農半Xのこと、絵を描くお嬢さんたちのこと、教育問題(奥さん共々、元小学校の先生)やら、4年間飼っていたかわいいヤギが去年突然死んでしまったことやら、愛犬もなくなって寂しい思いをしていることやら、7~8羽飼っている烏骨鶏が最近、イタチより一回り大きいテンに一羽やられたこと等など、里山暮らしの共通話題をあれこれと聞きかつ話し、最後は「都会暮らしはもうできない、自給自足的な田舎暮らしは最高」ということに共感しあった。

ぼくも大昔に、鶏を何羽か飼っていたことがあり、イタチかキツネに一夜にして全滅させられたことがあった。丹波に移住した折、また自家用の卵をとるために何羽か鶏を飼いたいと思った矢先、鳥インフルエンザが大問題となったので諦めたという経緯がある。
帰りしな、店の裏庭にある烏骨鶏の小屋をみせてもらった。烏骨鶏は、チャボのような茶色の羽根かと思っていたが、なんとまぁ、真っ白な羽根の美しく気品のある鳥だこと!
生き物を飼うことは、長旅に出られないとか日常行動の縛りになるのは事実だが、「よかったらヒナをあげますよ」と芦田さんが言ってくれたので、カミさんの反対を押し切って飼うまいかどうか・・・小さな夢というか悩みというか課題というべきか、またひとつ増えたのだった。


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