滋賀県発: アンケ1位うな丼だが…「琵琶湖八珍」固有種で

琵琶湖に由来する代表的な湖魚を「琵琶湖八珍」として選定していた滋賀県立安土城考古博物館(近江八幡市)は、フナずしのニゴロブナなど8種を決めたと発表した。

事前アンケートでは琵琶湖に特定できない魚や料理が上位を占めるなど迷走気味だったが、選定委員会が郷土料理の素材になる固有種を中心に固めた。年明けから料理を楽しむツアーを開くなど、浸透を図る。
食文化を通じて琵琶湖の漁業や環境に目を向けてもらおうと企画。八珍は、島根県の宍道湖の代表的な魚介類7種を集めた「宍道湖七珍」をヒントにした。
選考にあたり、7~9月に来館者らにアンケートを実施。3350人分の投票のアンケートが集まったが、1位のうな丼、2位はアユの塩焼きと、地域性に乏しかった。特にウナギは、堰やダムで下流の淀川水系が仕切られた現在は遡上(そじょう)していないなど、現状に合わない点もあり、慎重に検討してきた。
この他、八珍に選ばれたのは▽ビワマス▽ハス▽ホンモロコ▽イサザ▽ビワヨシノボリ(別名ウロリ)▽コアユ▽スジエビ
固有種を中心に、漁獲量が安定して一般に流通しているものから選んだ。コアユやスジエビも生態は独特で、調理法にもユニークさが認められた。湖漁料理として選ぶには地元産の食材だけに特定できない場合があるため、食材として湖魚を指定することになった。

続き YOMIURI ONLINE (2013年12月29日09時37分 読売新聞)