短大・高校生 伝統を再発見

 郷土料理の継承に、若い世代が活躍している。イベント感覚で楽しく活動したり、農村に移住した若者が地域の高齢者に学んだり。

 12月、和食が国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたことで、地域の食文化への関心が高まりそうだ。
ピンクの法被姿で歌って踊る「育ドル娘」。大分県別府市の別府大学短期大学部の女子学生約20人のグループで、保育所訪問やイベント出演を通じ、和食の推進や郷土料理の伝承に取り組んでいる。「食育」と「アイドル」を合わせて「育ドル」。「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」の大切さを強調した自作の歌に振りを付けて歌い、自分たちも舞台に立つ活動を楽しむ。
地域の伝統的なおやつ「じり焼き」を手作りして配ることもしている。小麦粉を水で溶いて薄く焼き、砂糖をまぶして丸めたものだ。リーダーの和田悠里さん(20)は、「高齢者に懐かしんでもらえて、子どもたちもおいしいと喜んでくれるのでやりがいがあります」と話す。
結成は4年前。同部教授、立松洋子さんが発案した。立松さんが2007年に小学生の郷土料理の認知度を調べたところ、知っていた料理はごく一部で、じり焼きは2割程度。「飲食店などで出される郷土料理は知っていても、家庭で作り継がれてきた料理は失われつつある」と危機感を抱き、活動を始めたという。

続き YOMIURI ONLINE(2013年12月24日 読売新聞)