香川県発:うどんに工夫 食材、健康…県内店舗

差別化やスローフード志向
 県内のうどん店に、地産地消や健康にやさしい食材にこだわり、メニューに工夫を凝らすところが増えてきた。

厳しい競争を背景に差別化を図る狙いがあるが、「安さ・早さ」だけではないスローフード志向も根付きつつあるようだ。(藤本幸大)
県内の12店ではこの冬、オリーブ牛と県産小麦「さぬきの夢」を使ったうどんを提供している。
その一つ「うどん田中」(高松市)は、オリーブ牛の肉と讃岐コーチンの卵をトッピングしたぶっかけを11月から売り出した。ネギなど他の全ての食材も県内産でそろえた。
価格は1050円と、うどんにしては高めだ。注文を受けてから肉を調理するため、客に出すまで時間がかかるが、子ども連れに人気という。店主の田中貞年さん(64)は「新鮮な地元産を安心して食べられる点を評価してもらっている」と話す。
県外資本の大型チェーンの進出もあり、うどん店の競争は厳しい。多くの店が個性を競うが、県内外でチェーン展開するうどん店の担当者は「県外ではアボカドをトッピングするなどパスタ感覚で新メニューを売り出せるが、県内では『かけ』や『ぶっかけ』など定番の人気が根強く、新しいメニューが定着しにくい」。工夫できる余地が残されているのが、食材だ。

続き YOMIURI ONLINE